十万ドルを寄付


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2007年06月07日(Thu)
十万ドルを寄付

アメリカの大富豪、ジョン・モーレーは
書斎で読書をしていました。

老眼で視力が弱っていたので
ロウソクを二本つけていました。

そこへ家のものがやってきて、
「お客様ですが、
 応接間にお通ししましょうか」
と聞きました。

「いや、ここへお通ししてくれ」

客が書斎へ入ろうとしたとき、
モーレーはロウソクの炎を一本消して
それから応接の座につきました。

客はこれを見て一瞬たじろいだ。
彼は町の学校の寄付を頼みに来たのですが、
たかがロウソクの一本倹約するようでは
寄付を頼んでも無駄かもしれない
と思ったのです。

「実は、町の学校の維持費がかなり
 不足をきたしましたので、
 ご寄付のお願いに上がったのですが・・・」

「それはご苦労様です。」

「わずかですが、十万ドルだけ
 寄付させていただきましょう。」

客は耳を疑いました。
ロウソクの倹約ぶりと、
寄付の高額さにあまりにも
差がありすぎたからです。

モーレーは客の表情からそれを察し、
「本を読むのには
 二本のロウソクが必要ですが、
 こうしてお話しするには、
 一本のロウソクで十分です。」

「こうしてわずかな無駄でも
 なくすようにしてきたので、
 十万ドルの寄付をすることも出来るのです。」

と穏やかに言いました。