パソコンと手動タイプライターのお話


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2006年06月26日(Mon)
パソコンと手動タイプライターのお話

パソコンと手動タイプライターのお話

いまから24年前、1982年にアメリカの大学に留学した。

アメリカの大学では、レポートはすべてタイプして提出するのが普通であり、
手書きの物は認められないのが普通である。

大学の図書館に5台の電動タイプライターが置かれていて、
自由に使うことが出来たが、タイプライターで仕上げたものは、
後で見直して文章を訂正したくても出来ない、そうなると、
初めから文章を打ち直さなければならないという面倒くささがあった。

この問題を解決してくれたのがパソコンだったが、
まだ高価なもので、学生が購入できるものではなかった。

しかし、キャンパス内に電算室があり、モニターとキーボードが
20台ほど並んでいて学生が自由に使える環境が揃っていたので、
これを知っていた学生達は少数であったが、レポートのまとめに
利用していた。

文章の挿入、削除、訂正が楽に出来たので、画期的な道具として重宝した。

そのとき私は授業で取った手書きの講義ノートを持って、
授業が終わるとすぐに電算室に駆け込み、それを自分のファイルに書き込んだ。

講義ノートを大学の大型コンビューを使ってまとめていたのであった。

こんなふうに大学の大型コンピューターを利用して学生はまだ少なかった。

それから15年後の1997年に再びアメリカの大学を訪れる機会があったが、
そのころはノートパソコンが少しづつ普及しだしていて、
まだ高価ではあったが授業に持ち込む学生が4−5人いた。

教室の一番前の席に陣取り、教授の授業を聞きながら、
片っ端からキーをたたいて講義ノートをまとめているのであった。

そこに一人のアフリカからの留学生がいたが、
彼はなぜか手動のタイプライターが気に入っていた。

どうしてなんだと聞いたところ、彼の本国ではまだ電気が普及していない。

したがって手動のタイプライターが重宝するんだよと
にっこりしながら答えたのが印象的だった。


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