人生の達人


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2007年06月17日(Sun)
人生の達人

シェイクスピアが22、23歳ごろ、
妻子をイングランドの田舎に残し、
ロンドンに出てきました。

子供の頃父親が事業に失敗したため学校を辞め、
家のために働き続けたシェイクスピアには
学歴も資格もありませんでした。

それで、まともな仕事にはありつけず、
ある劇団の馬番になりました。

舞台で役者が芝居を演じているのを見て、
おれも役者になろうと決意し、
演技の指導を受けて舞台に立ったものの
あまりぱっとしません。

それで今度は劇作家に方向転換。

こんどはめきめきと才能を発揮し、
26歳ごろには新進劇作家として
知られるようになりました。

しかし、子供の頃から苦労をしてきたので
考え方も、生活態度も堅実でした。

名声におぼれ、贅沢な生活を送り、
しかし悲惨な晩年を迎えている作家たちの
話を聞いたり見たりしてるシェイクスピアは
綿密な生活設計に取り組み始めていました。

故郷に自分の土地を持ち、家を建て、
劇場の株を買い、着々と引退後の準備を
固めていました。

そして、47歳頃に思い切りよく劇作家を辞め
故郷に帰って安らかで豊かな生活を送りました。

舞台では、悲惨な人間の悲喜劇を描く傍ら、
自分自身はしっかりと人生設計を
実現に向けて準備していたのです。

まさにシェイクスピアは、
人生の達人と言えましょう。