健康な心に感謝を


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2007年06月20日(Wed)
健康な心に感謝を

イマヌエル・カントは、
貧しい製鉄打ちの家に生まれました。

病弱な体質で、17歳の頃までは、
毎日「苦しい、苦しい」とわめき散し、
やっと生きているという有様でした。

医者にかかる機会も無く
年に2〜3回、町の巡回医に
やっと診て貰らうという状態でした。

あるとき、村に医者がやってきました。

父親は、カントの持病が治らないとしても、
その苦しさを軽く出来ないだろうかと
医者に相談しました。

医者は、カントの顔をじっと見てから
このように言いました。

「気の毒だな君は。
 しかし、それは体だけのことだよ。
 心はどうにもなっていないよ。
 確かに苦しいだろう。
 しかし、辛い、苦しいと言った所で
 それが治るわけではない。
 どうだい、その辛い、苦しいと言うその口で
 心が丈夫なことを感謝し、
 喜ぶことができないかね。
 心が丈夫なおかげで
 これまで生きてこられたのだからね。
 心を感謝と喜びで満たしてごらん。
 これが、君に与える私の診断だよ。」

今日から、辛い、苦しいと言うことは止めよう。

すると不思議なことに、今までの苦しさに代わって
生きてゆくことの喜びが感じられるようになって来ました。

そして、持病持ちの体と丈夫な心の関係、
心と体とはいったいどちらが自分なのかという
哲学することの始まりとなりました。

医者の一言によって、
カントは世界的な大哲学者となるきっかけを
つかんだのでした。