大きなプレゼント


カテゴリ


[PR]



2006年12月17日(Sun)
大きなプレゼント

クリスマスイブの朝
三人の幼い姉妹が、
おじいちゃんの家に見舞いに訪れました。

おじいちゃんはベッドの上に起き上がり
ニコニコしながら言いました。

よく見舞いに来てくれたね。ありがとう。

私は大きなものが大好きなんだ。

この部屋に入る一番大きなものを
見つけてきた者に、
素敵なクリスマスプレゼントをあげよう。

期限は今夜8時だよ。

そう言って、おじいちゃんは少女たちに
それぞれ1万円手渡しました。

三人の姉妹は急いで商店街に飛び出し、
おじいちゃんのために
大きな物を探しました。

最初の少女は家具屋さんに入りました。
大きなテーブルが特別セールで
1万円で売られていました。

おじいちゃんは家具が大好きだから
これにしよう。

二番目の少女は風船屋さんに入りました。
風船を1万円分下さい。

三番目の少女は、適当なものを見つけることができず、
そうこうしているうちに太陽が沈み
すっかり周りが暗くなっていました。

もうすぐ8時、そろそろおじいちゃんのところに戻らなくては・・・

ふと道ばたを見ると、
見るからにみすぼらしい服装の少年がうずくまっていました。

どうしたの?

家では病気のおかあさんが寝込んでいるんだ。
今日の食べ物もないんだ。

気の毒に思った少女は、
おじいちゃんから預かった1万円を少年に渡しました。
これでおかあさんにおいしいものを買ってあげてね。

え、いいの?
こんなにたくさんもらって・・・ありがとう!

お返しといっても何もないのだけど・・・
そう言ってポケットから小さなマッチ箱を取り出し
少女に手渡しました。

さて夜の八時になり、三人の少女はおじいちゃんの家に集まりました。

どれどれお前達が見つけた一番大きなものを見せておくれ。

最初の少女のテーブルが部屋に運ばれてきました。

これは大きいテーブルだ、私の好みがよくわかったね。
よしよし・・・

二番目の少女は、風船を膨らませて、部屋一杯にしました。

うーん、確かににテーブルより大きいな。

おじいちゃんは3番目の少女に尋ねました。
おまえはどんなものを見つけてきたのかね?

三番目の少女がもじもじしていると、突然停電になり
部屋が真っ暗になりました。

三番目の少女は、ポケットからマッチ箱を取り出し、
マッチをすりました。

そうすると、マッチの灯りが部屋の隅々まで明るく照らし出しました。

うーん、お前のプレゼントが一番大きい!!