富の価値


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2007年06月06日(Wed)
富の価値

ギリシャの大富豪、アルチビデスが
自分が広大な土地を持っていることを
大哲学者ソクラテスに向かって、
自慢げに話しました。

ソクラテスは国中にその名を知られた、
人物であるのにもかかわらず、
生活が貧しかったので、見下したのです。

するとソクラテスは、
一枚の世界地図を取り出して尋ねました。

「あなたの所有地とは
 いったいこの地図のどのあたりですか?」

アルチビデスは、あわてて答えました。

「私の土地がどんなに広くても、
 世界地図に出てるはずがありませんよ。」

ソクラテスは、アルチビデスの顔を
気の毒そうに見ながらこう言いました。

「そうですか。
 この地図には載っていませんか。
 地球の一部にも当たらない土地を
 持っているからといって、
 自慢するほどのことはないでしょう。」

富とは持っているだけではなく、
人のために役立ててこそ価値があることを、
ソクラテスは大富豪に諭したのでした。