二人の教師


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2006年12月29日(Fri)
二人の教師

中学時代のことを思い返してみた。

二人のタイプの先生が思い浮かんだ。

一人は日本史の先生。

まだ20代後半か、
30代前半の若い男の先生だった。

髪を7・3にキッチリ分け、
ネクタイにスーツ、厚いめがねをかけていた。

黒板に箇条書きに、
要点をきれいに清書してくれたので、
テスト前は、これを暗記するだけで良い点を取れた。

この先生は授業中、
私語があろうがそんなことお構い無しに
マイペースでしゃべり続け、
時間が来るとピタッと授業を終えて教室から去っていった。


もう一人の先生は、政治経済の先生だった。

40代半ばの男の先生で、自分では教えない。

前もって生徒に当てて、その教科書の部分を
当てられた生徒は自分で予習し、数日後、
授業中は生徒が、先生になって講義をする。

ひととおり講義が終わると、クラスのみんなから
質問攻めになる。

これがすごい刺激となって、
授業中は私語の一つも無い緊張と真剣な雰囲気が
みなぎっていた。

この先生のおかげで、相手にわかりやすく説明できれば
自分自身十分に理解ができていることを教えられた。

他人に教えることによって、
自分自身の理解度が高まるのである。

また、自ら進んで勉強する楽しみを教わった。

科目の内容そのものを教えるより、
興味を持って生徒が自分から研究心を持って取り組む、
この動機付けをすることが上手な先生だった。

生徒が質問に答えられない時は、
もちろんこの先生がわかりやすく説明してくれた。

この先生のおかげで、
自主的に中学時代に使っていた参考書は
中学生向けのものは物足りなく、
高校生が大学受験に使う参考書を使っていたものだった。

下校後の塾などは行かなかった。

勉強は学校でしっかりやれば良い、
そういったポリシーを持っていたからだ。